【完全保存】屋根の形を選ぶ時、参考にすべき8つの屋根形状

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いよいよ、念願のマイホーム!

屋根の形をどのタイプにしようか、悩んでいるのではありませんか?それとも、建築士との打ち合わせ中、ほとんど屋根の形に関する話はなかったとか・・・

間取りや床などの内装は慎重に選んだけど、屋根の形までは考えていなかったと慌てているあなた。
そうです、実は家を建てる時には、屋根の形も選べるのです!

話題にならないので、ついつい遠慮気味になりがちですが、ここは一生モノのマイホーム。
後悔するくらいなら、勇気を出して建築士に相談すべきです。

しかし、希望の屋根をリクエストするからには、あなたにも屋根の形それぞれの特徴やメリット、デメリット等の基本的なことを知っておく必要があります。この記事では、そんなあなたのために、屋根の代表的な8つの形について簡単にご説明します。ぜひ、参考にして下さい!

 

 

目次

1. 屋根の形

2. 屋根の形には4つの制限がある

3. 建築士に相談する3つのタイミング

4. まとめ

 

1. 屋根の形

ここでは、代表的な8種類の形をお伝えします。メリット・デメリットを踏まえて、ぜひ参考にしてください。

1-1. 切妻屋根(きりづまやね)

切妻屋根

切妻屋根

切妻屋根の家

切妻屋根の家

 

 

 

 

 

 

■ 特徴
現在、日本で最も多い屋根の形です。三角屋根と聞いたら、すぐに頭に浮かんでくる形が切妻屋根です。シンプルなので、和風、洋風のどちらの住宅にもマッチします。

■ メリット
構造が単純なので安価で、なおかつ雨漏りもしにくいです。

■ デメリット
屋根面が東西向きの場合、太陽光パネルの発電効率が悪いというデメリットがあります。

1-2. 寄棟屋根(よせむねやね)

寄棟屋根

寄棟屋根の家

寄棟屋根の家

 

 

 

 

 

 


■ 特徴
4方向から屋根面を寄せて支え合っているので、耐風性は一番強いといわれています。切妻屋根と並んで人気があり、和風、洋風のどちらの住宅にもマッチします。

■ メリット
台風などの大風に最も強く、耐久性が高いことです。

■ デメリット
棟部分が少し複雑なため、雨漏りの可能性が高くなります。

1-3. 片流れ屋根(かたながれやね)

片流れ屋根

片流れ屋根

片流れ屋根の家

片流れ屋根の家

 

 

 

 

 

■ 特徴
近年、人気上昇中の形です。特に敷地の狭い住宅で積極的に採用されています。シャープな屋根頂上が特徴的で洋風住宅によく似合います。

■ メリット
構造が単純なので安価で、雨漏りもしにくいです。デザイン性が高く、2F屋根裏に広いスペースが確保しやすいというメリットがあります。

■ デメリット
屋根面が北向きの場合、太陽光パネルが付けられません。また、1つの面で受ける雨量が多いので、大きな雨樋が必須となります。

1-4. 陸屋根(ろくやね・りくやね)

陸屋根

陸屋根

陸屋根の家

 

 

 

 

 


■ 特徴
水平で屋上がある屋根を指します。木造住宅では、まず採用されることはありません。一般的には、鉄筋コンクリート住宅のみと考えた方がよいでしょう。

■ メリット
屋上スペースを有効に使えます。

■ デメリット
雨漏りの可能性がとても大きくなります。また、太陽光パネルを設置する際は、追加費用で角度をつける必要があります。

1-5. 入母屋屋根(いりもややね)

入母屋屋根

入母屋屋根

入母屋屋根の家

入母屋屋根の家

 

 

 

 

 

 


■ 特徴
昔から日本にある伝統的な形の屋根です。圧倒的に瓦屋根に多く、和風住宅にはピッタリです。

■ メリット
屋根裏の通気性や断熱性が高く、4面から構成されているので耐風性も高く、重厚感があります。

■ デメリット
修理をする際、取り合い部分(つなぎ目)が多く、高い技術が必要になり、その分費用が高くなります。

1-6. 方形屋根(ほうぎょうやね)

方形屋根

方形屋根

方形屋根の家

方形屋根の家

 

 

 

 

 

 


■ 特徴
正方形に近い住宅で、よく見かけるピラミッド型の屋根形状です。屋根の頂上が線ではなく、点になっているのが大きな特徴です。

■ メリット
4面から構成されているので耐風性が高い。

■ デメリット
棟が4本あるので、雨漏りの危険が高まります。また、それぞれの屋根面が狭いので太陽光パネルの設置には、あまり向いていません。

1-7. はかま腰屋根(はかまこしやね)

はかま腰屋根

はかま腰屋根

はかま腰屋根の家

 

 

 

 

 

 

■ 特徴
切妻屋根の棟を一部切り取った形をした屋根です。道路斜線制限に引っかかった場合にこの形にして制限内に収まるようにします。
※道路斜線制限については次項目で詳しく説明します。

■ メリット
道路斜線制限などの法律によって、間取りや室内の変更を行う必要がなくなる。

■ デメリット
切妻屋根と比べて棟の形が少し複雑になるので、雨漏りの発生率が若干高くなります。

1-8. 招き屋根(まねきやね)

招き屋根

■ 特徴
差しかけ屋根(さしかけやね)ともいいます。2面の屋根面が段違いになっているのが特徴的です。現在、最も弱点の少ない、優れた屋根の形だといわれています。

■ メリット
1. 太陽光パネルの設置角度と屋根角度(勾配)が一致しているので、発電効率が高い。
2. 2F屋根裏に大きなスペースが確保できる。
3. 2面の屋根が段違いで支え合っているので、切妻屋根より耐風性が高く、施工費用も安価。
4. 屋根裏の通気性や断熱性が高い。
など・・・様々なメリットが考えられます。

■ デメリット
中央部分の雨仕舞いをしっかり行なわないと、雨漏りの発生リスクが高くなります。

 

2. 屋根の形には4つの制限がある

実は、自分の家だからといって、屋根を100%自由な形にできるわけではありません。日本には建築基準法という「国民の生命・健康・財産の保護のため、建築物の敷地・設備・構造・用途についてその最低基準を定めた法律」があります。とりわけ、以下の4つの法規により、屋根の形は制限されてしまいます。

2-1. 隣地斜線制限とは

隣地境界制限

隣地境界制限

隣地の日当たりや風通しの良さを確保するための法規です。隣地の境界線からの距離によって屋根の高さと勾配(角度)が制限されています。詳しく知りたい方は「隣地境界制限のページ」をご覧ください。

2-2. 絶対高さ制限とは

絶対高さ制限

絶対高さ制限

第一種低層住居専用地域および第二種低層住居専用地域には、建物(屋根も含む)の高さは10mまたは12mまで高くしなければならないという法規があります。その他の地域では、絶対高さ制限はありません。気になる方は「絶対高さ制限のページ」をお読みください。

2-3. 北側斜線制限とは

北側斜線制限1

北側斜線制限1

北側斜線制限2

北側斜線制限2

 

 

 

 

 

 

北側隣地の日照を最低限確保するための法規です。北側隣地の境界線からの距離によって屋根の高さと勾配(角度)が制限されています。住宅予定地の北側に隣家がある方は「北側斜線制限」のページで詳しく説明しています。

2-4. 道路斜線制限とは

道路斜線制限

道路斜線制限

道路自体の採光や風通り、見通しを確保するために道路接地に面する建物の一定部分を高さ制限する法規です。これにより、同時に周辺建物の採光や風通りもよくなります。より詳しい説明が必要な方は「道路斜線制限のページ」ををご覧ください。

 

3. 建築士に相談する3つのタイミング

屋根の形の要望は、建築士との打ち合わせ中であれば、いつでも相談可能ですが、やはり早めに相談した方が良いでしょう。この記事を読まれているあなたが家づくりに向けて、どの段階なのか不明なので、3つのタイミングに分けてお話しします。

3-1. 設計監理契約前

設計監理契約前、つまりどの建築士(ハウスメーカー)で家を建てるか決める前がベストのタイミングです。この段階では、まだ設計は全くの白紙状態ですので、何の遠慮もなく建築士にあなたが描いている屋根の形を伝えることができます。

3-2. 基本設計時

基本設計時はベターなタイミングです。基本設計とは、建築士が数パターンの基本的な平面図や断面図、模型等を作成することを指します。その時にイメージと合わない屋根形状であれば、無料で変更可能です。建築士はあなたの要望を形にするのが仕事です。良心的な建築士であれば笑顔で対応してくれるはずです。

3-3. 施工業者への見積り前

この施工業者への見積り前が、ギリギリのタイミングです。ここまでに、かなり細かいところまで打ち合わせをしているので、もう一度、再設計させるのは気が引けると思われるかもしれませんが、あなたが一生を共にする可能性のある家です。「遠慮は一瞬、後悔は一生」です。思い切って建築士に相談しましょう。
※ただし、このタイミングでは、追加費用を請求される場合があります。

3-4. よく耳にする後悔の話

特に大手ハウスメーカーで家を建てられた場合は、設計監理契約後に変更要望がうまく通らず、ハウスメーカーのペースで家が建てられてしまい、後悔されるケースが多いようです。

また最も良くないのは、全てを建築士任せにすることです。まれに建築士任せでもうまくいく例がありますが、それは、たまたまあなたと建築士の趣向やセンスの相性が良かっただけに過ぎません。

後悔しないコツは、設計監理契約前に何度も打ち合わせを行い、建築士との相性を確かめ、自分の要望をちゃんと聞いてもらった後に契約することです。大金を払うのはあなたですから、飽くまでも慎重に、契約を慌ててはいけません。そうすれば、屋根の形もあなたの要望通りのものになっていきます。

 

4. まとめ

この記事に書かれているように一部、法律によって制限があるものの、基本的に屋根の形は自分で選ぶことができます。

屋根の形によって、住まいの印象は随分異なってくることもあります。後悔しないためにも、ぜひ建築士に相談しましょう。良心的な建築士であれば、必ず応えてくれます!

 

 


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