棟(屋根)の知られざる基礎知識と負担金0円で修理する方法

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屋根で最も壊れやすい箇所は「棟」

自宅の屋根がガタガタと音を立てていませんか?それは、棟(むね)の調子が悪くなっている兆候です。

しかし、いきなり棟と言われても何のことかよく分からないというのがホントのところです。

この記事では、屋根の棟についての基本的な知識と、棟上げについてのカルトな裏情報、そして棟が壊れた時に負担金0円で修理する方法の3つについてお話ししますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

目次

1. 棟(むね)とは

2. 棟の配置で屋根の種類が決まる

3. 棟包み板金について

4. 棟上げ(むねあげ)について

5. 風によって、最も壊れやすいのが棟です

6. まとめ

 

1. 棟(むね)とは

2種類の棟(むね)

2種類の棟(むね)

棟は「むね」と読みます。いわゆる三角屋根の頂上部分にあり、屋根面が交差する部分を棟といいます。中心にある水平な棟を「大棟」(おおむね)と呼ばれ、軒先や屋根の隅に向かっている棟は「下り棟・隅棟」(くだりむね・すみむね)と呼ばれます。

1-1. 家を数える単位に使われることがある

具体的には、マンションなどの大型住宅を数える際に1棟(いっとう)、2棟(にとう)と数えます。一般住宅は、一戸(いっこ)、二戸(にこ)と数えます。そして一般住宅を含む建物全般を数えるときは、一軒(いっけん)、二軒(にけん)となります。

以降は、屋根の棟(むね)について、基本的なことをお伝えします。

 

2. 棟の配置で屋根の種類が決まる

切妻屋根(きりづま)

寄棟屋根(よせむね)

寄棟屋根(よせむね)

 

 

 

 

入母屋屋根(いりもや)

上記のように、棟の本数や下り棟・隅棟の有無や配置で、屋根は種類分けできます。特に入母屋屋根は、日本特有の屋根の種類といえます。その他にも様々な屋根種類がありますが、ここでは割愛させていただきます。

もっと屋根の種類を知りたい方は「【重要】屋根の種類、全て見せます!選ぶポイントは3つ」で詳しくお話ししています。

3. 棟包み板金について

ここでは、スレート屋根やガルバリウム鋼板屋根に施工されている棟包み板金の「材料」や「機能」についてお話しします。

棟包み板金

棟包み板金

3-1. 材質

以前はトタン製のものがほとんどでしたが、現在では、より高機能なガルバリウム鋼板が選ばれるようになりました。また、特注ではありますが、ステンレス製や銅製のものもあります。

■ ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板製の棟

ガルバリウム鋼板製の棟

防錆性、耐久性が優れており、加工性も高く、軽量で棟包み板金のスリム化に一役買っています。また、機能に対して価格もそれほど高価ではありません。バランス的に最も優れており、これから棟包み板金の主流になる材質だと考えられます。

■ ステンレス

ステンレス製の棟

ステンレス製の棟

防錆性、耐久性、強度共に、大変優れていますが、価格も高価になります。

■ 銅

銅製の屋根と棟

銅製の屋根と棟

銅製のものは、純和風住宅の棟包み板金に使用されることが多いようです。銅の酸化による緑青(ロクショウ)の色合いは味があり、純和風住宅によく似合います。

神社や寺などの仏閣は、いまでも銅で屋根を葺いたものがほとんどです。上の写真は、一般の家庭ではとても珍しい、銅葺きの屋根を持つ住宅です。

 

3-2. 機能

棟包み板金には、主に2つの機能があります。これは、屋根を長持ちさせるために必ず必要な機能だと言えます。

■ 雨水の浸入防止

棟部分は鋭角になっていますので、スレートやガルバリウムなどの屋根材はどうしても隙間ができ、雨水が浸入してきます。そこで、棟包み板金を取り付けて、雨水が屋根裏などに入り込まないようにしているのです。これを「雨仕舞い」と呼びます。

■ 屋根裏の換気

大棟換気口

大棟換気口(カタログ)

大棟換気口

大棟換気口(施工中)

屋根裏が密閉されていると、湿気や高温により傷みが激しくなり、2F部屋の室温が必要以上に高温になることがあります。それらを防止するために、換気機能付きの棟包み板金があります。

通常は、軒天の換気口とセットで施工されます。軒天の換気口から吸気され、換気機能付き棟包み板金の換気口から排気され、屋根裏が換気されます。

もっと詳しく知りたい方は「【重要】屋根の断熱は、屋根裏の換気が大きなポイント!」をご覧ください。

4. 棟上げ(むねあげ)について

棟上げ(イラスト)

棟上げ(イラスト)

棟上げの様子

棟上げの様子

「棟上げ」とは、木造住宅を建てる時、柱や梁など骨組みを建てた後、棟木(むなぎ:屋根頂上部の水平な木材)を上げること。もしくは、その時に行う儀式をいいます。

別名で、上棟式(じょうとうしき)や、建前(たてまえ)と呼ばれることもあります。

棟上げの儀式として「餅撒き」などの行事が行われ、その後に振舞われる食事やお酒などは「祝い」の宴会となります。このように棟上げの「儀式」と「祝い」を区別するのがポイントです。「結婚式」と「披露宴」の違いと言えば、分かりやすいでしょうか。

都心では、棟上げはほとんど行なわれることはありませんが、地方の一部では、まだまだ盛大な棟上げの風習が残っている地域が多いようです。

4-1. 棟上げに参加する際のポイント

棟上げの「儀式」は、地域のお祝い事のようなものです。お誘いがあったら、気兼ねなく参加しても構いません。

都心にお住まいの方には考えられないかもしれませんが、通りすがりの人が参加しても何も言われないほどのオープンな儀式ですし、手土産も必要ありません。服装等も普段着で大丈夫です。

しかし「祝い」の棟上げ後の宴会などにお誘いがある場合は、簡単でいいので、お酒や縁起物など持って行かれることをおススメします。

4-2. 棟上げを主催される際のポイント

棟上げを主催する手順や準備などが、写真入りで非常に分かりやすく説明されているサイトがありますので、ご紹介します。

棟上げ(上棟式)の基本知識サイト

5. 風によって、最も壊れやすいのが棟です

棟板金の浮き1

棟板金の浮き1

棟板金の浮き2

棟板金の浮き2

繰り返しになりますが、棟は屋根の頂上部分になります。そのため、棟が壊れる原因は、ほぼ100%「強い風」によるものです。特に築年数が20年以上で、全く手入れをしていない棟は、上記写真のように「強い風」によって、何らかの損傷を受けています。

実は、その修理費用を実質0円にできる方法があります。それは火災保険を使って修理する方法です。火災保険には「風災補償」というものがほとんど自動でついています。

棟の浮きは、その原因が「強い風」。そして、風で壊れた棟は、火災保険の「風災補償」で修理できるという仕組みです。

火災保険の対象となる災害一覧

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火災保険(風災補償)のパンフレット

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6. まとめ

棟と棟上げについて、基本的なことをお話ししましたが、いかがだったでしょうか。

屋根の持ちを長くするために、「棟」は大変重要な箇所です。屋根がガタガタと鳴り始めたら火災保険のことを念頭に置きながら、しっかりと確認しましょう。

 

 


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