戸建てのリフォームの相場とは・・・?
一戸建ても築30年を過ぎると、いろいろと傷んできます。家族の事情で住みづらく、あるいは使いづらくなり、リフォームの必要性を感じるようになります。
しかし、いざリフォームを行うとなると、どのくらい費用がかかるか分からず心配だという方が大半です。
この記事では、戸建てリフォームの上手な予算の配分の仕方、どこからリフォームを行うかの手順、そして補助金の使い方など、効率の良い上手な計画の立て方をご紹介します。
最後に、負担金0円の実質無料でリフォームを行う秘密の方法についてもお話ししますので、ぜひ参考にしていただければと思います。
目次
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1. 戸建てをリフォームする予算の相場
いざリフォームを行うとなると、どのくらいの費用がかかるのか、とても心配だという方が大半です。
一つ目の理由に、一般の方にはあまり馴染みのない世界なので、いくら掛かるのか見当も付かないこと。もう一つは、大した工事もせずに大金を請求する、いわゆる“ボッタクリ業者”がクローズアップされてきたからです。
実際のリフォームでは、築30年以上の一戸建ての場合、一つの目安として予算500万円とされる方が比較的多いように思います。
今回は500万円の予算でリフォームを行った私たちのお客様を事例にして、リフォームを成功させるポイントや、上手に計画する上での注意点についてお話しします。
2. リフォームの優先順位は、「外回り→ 水回り→ 内装」
お客様との初めての打ち合わせで、最初に提案したことは「優先順位」の設定です。無計画にリフォームを進めては、あっという間に予算をオーバーしてしまいます。
そこでまずは、緊急性の高い工事や修繕性の強い工事、そして現在困っている箇所を重点的に予算を配分するべきであることお薦めしました。つまり、お客様に工事の優先順位を考えていただき、以下の通りになりました。
この優先順位は、大変明確です。つまり「外回り→ 水回り→ 内装」の順番です。
1. 屋根の補修
2. 給水管の引き換え、給湯器の交換
3. ユニットバスへのリフォーム
4. 洗面所のリフォーム(洗面台交換)
5. キッチンのリフォーム(キッチンの交換)
6. 廊下床の修理、建具撤去
7. サッシの交換
8. 洋室内装の模様替え
まずは住居を長持ちさせるために雨漏りを防ぎ、次に以前から不満に感じていた水回り設備を取り替え、最後に古くなり使い勝手が気になっている箇所の補修、そして普段自分が過ごす洋室の模様替えという順番でした。
3. 水回りの設備は、必ず実物を見る
そして次に「新しい水回り設備は必ず実物をご覧になって下さい」とアドバイスをしました。
お客様はカタログなどもしっかり目を通し、寸法や機能面などを確認していただけに、私たちからの提案に意外な感じがしたそうですが、奥様にも勧められ、後日メーカーショールームに行くことになりました。
ショールームに行ってみると、お客様はその理由が分かったようです。現在の浴室サイズに対応したユニットバスでは、洗い場や浴槽がさほど広くならず、浴槽の中で足を伸ばして入浴することができないのです。時間に追われず、ゆっくりと入浴したい、と思っていたお客様にとって、これは非常に悩ましい箇所でした。
そこで、私たちが出した次のアイディアは、浴室と隣接するキッチンの壁を一部壊し、キッチンの向きを変えて間口を小さくするという間取りの変更です。これなら、1サイズ上のユニットバスを導入することも可能です。
また、間口が小さくなっても、戸棚などを上手に活用すれば、収納スペースもほとんど今までと変わらないということもシュミレーションしました。
4. 補助金や減税制度をうまく活用する
また、今回のリフォームでは「バリアフリー減税」「省エネ減税」の対象となる部分が含まれており、最大で45万円の減税制度が適用されることがわかりました。
お客様が考えていた8つのリフォーム要望はすべて盛り込まれた上、適用できる減税を考慮するとお客様の負担額は、予算を大きくクリアすることができました。
それでは、そのお客様のリフォーム写真を見てみましょう。次の項目でご紹介します。
5. 3つのリフォーム写真
5-1. 浴室のリフォーム
【浴室】手足が伸ばせる広々とした浴槽
これまでの浴室は、給水・給湯管の引き換えに合わせて、保温性の高いユニットバスにリフォームしました。清潔なホワイトを基調とした浴室は、さわやかな印象を与えます。
5-2. キッチンのリフォーム
【キッチン】快適性と収納力がアップしたキッチン
キッチンの向きを変え、壁付きキッチンにすることで、間口が小さくても効率よく調理できるようになりました。
5-3. 廊下のリフォーム
【廊下】バリアフリーに配慮した廊下
廊下は、明るい木目を使用し、見た目も美しい廊下に見違えました。写真奥がキッチンですが、廊下とキッチンを仕切っていた開き戸を撤去し、また段差もなくしました。
6. リフォームにおける「2つの軸」
リフォームの2つの軸として、「住まいを長持ちさせる」ことと「便利な構造にする」こと。
この2つの軸だけは絶対にブレさせず、計画を進めていく必要があります。
この2つを軸に、やるべき事を順番に並べると、戸建てのリフォームでは、
1. 優先順位を明確にすること
2. 補助金や減税制度を考慮しながら、お金を掛けずにリフォームを行うこと
3. そして、業者と二人三脚で計画を進めること
この3つが必要になってきます。
一方的に見積もりを出して、一方的にリフォームを進めるなど、業者主導のリフォームを絶対に許してはなりません。
最後に、上記の3つの手順に沿ってリフォームを行ったお客様がどうなったか、その驚きの結果を次の項目でお話しします。
7. 250万円も安くリフォームできたその理由とは?
実はこのリフォーム、結果的に予算よりも250万円以上もお安いお値段で、お客様に提供することができました。
補助金や減税制度を使ったこともありますが、それよりも屋根の修理を負担金0円で行ったことが大きかったです。
では、このお客さんの屋根をどうやって0円で修理したのか、その謎についてこれからお話しします。
8. 世界最強の保険、それは火災保険!
お客様の屋根を0円で修理したその方法とは、ズバリ!「火災保険を使って屋根を修理した」ことです。
このお客様の屋根を調査したところ、雨漏りの箇所が何点か確認できました。また、雨樋いも多少ではありますが壊れて漏水している箇所がありました。
そこで、火災保険を申請して、その保険料で屋根の修理を行ったのです。
火災保険は、風災や雪災による修理点が確認できれば、その代金を補償してくれる優れた保険です。詳しくは、「必見!火災保険を使って、屋根修理を無料で行う方法」の記事で紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。
9. お客様から1円もお金をいただかずに修理することも可能
今回の工事は、風災害以外のリフォームが絡みましたので、お客様にも手出しが必要になりましたが、実際には、お客様から1円もいただかずに自宅を修理することは可能です。
可能というよりも、私たちはこれまで、手出し0円の修理を1,000件以上手掛けてきました。
私たちがこの仕事を続けている誇りは、その1点にあります。雨漏りで困っていたお客様の屋根を無料で修理して、嬉し涙を流された方もいました。
屋根の修理となると、お見積もりは100万円以上になることもザラです。しかし、火災保険を使って、風災補償でカバーすれば0円で修理できます。
丁度、自動車保険で車を修理する感覚です。しかし自動車保険以上に優れている点が2つあります。それは、修理費用の全額が出ることと、保険の掛け金が上がらないことです。
自動車保険は事故の相手がありますから7:3や5:5で、修理の負担額が決まります。しかし、火災保険は自然災害が相手なので、保険を使用する側に1%も非はありません。
よって、修理代は全額払ってもらえ、掛け金も上がりようがないのです。まさに世界最強の保険といっても良いでしょう。
一つだけ難点があるとすれば、この火災保険は、申請の仕方が難しいです。そこで、私たちは保険の申請代行から、家の修理までをパックにしたサービスを行っています。
煩わしい保険の申請から解放され、しかも負担金0円で家の修理まで全自動で行ってくれる「夢のサービス」です。我ながら良いサービスを生み出したと自己満足に浸っています(笑)
お客様からも喜んでいただいている、このサービスの詳しい内容については、「火災保険を使って、屋根の修理を無料で行う「専門業者」とは」で紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。
10. まとめ
この記事では、戸建てリフォームの相場と、上手な予算配分の方法、どこからリフォームを行うかの手順、そして補助金の使い方など、効率の良い計画の立て方について、お話ししました。
最後に、負担金0円の実質無料でリフォームを行う秘密の方法についてもお話ししましたので、ぜひ参考にしていただければと思います。
リフォームは、一生に一回の大事業です。慎重に計画を練りながらも、大胆に保険を使って節約していきたいものです。
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