国が認定する補助金制度とは?
リフォームを考えている方に朗報です! 2017年から毎年、期間限定で国からの補助金制度が始まります。
名称は、エコリフォーム補助金(住宅ストック循環支援事業)となっていますが、冬の寒さや風呂・トイレ等の設備、家の老朽化に不満があり、リフォームを考えている人ならば、補助対象となります。
しかも、これは国が認定する、リフォームの補助金制度です。
この記事では、この補助金制度の説明と、完全無料の0円で自宅をリフォームする裏技について、詳しくお話しします。ぜひ参考にして下さい。
目次
目次
1. 補助金は、「断熱、耐震、バス・トイレ交換」でももらえる!
5. 補助金額、最大45万円!どんなリフォームでいくらもらえるの?
1. 補助金は、「断熱、耐震やバス・トイレの交換」でももらえる!
今回の補助金は、既存住宅やリフォーム市場などの活性化を目指す国の事業の一環である「住宅ストック循環支援事業」として行われます。
対象となるのは、
1. 住宅のエコリフォーム
2. 良質な既存住宅の購入
3. エコ住宅への建て替え
の3つです。
エコリフォームというと、何となく自分の生活とは関係ないように思うかもしれませんが、実は、家の老朽化に不満を感じていたり、トイレ・風呂などの交換を考えている人にも、とてもお得な補助金になっています。
これから、その内容について詳しくお話ししていきます。
2. エコリフォーム=家の省エネ性能を向上させるリフォーム
今回、補助金の対象となる「エコリフォーム」とは、断熱工事や新しい設備などを利用して、家の省エネ性能を向上させるリフォームのことを指します。
具体的に補助金の対象となるのは、次の3つです。
1. 窓・玄関ドアなどの開口部の断熱リフォーム
2. 外壁、屋根・天井、または床の断熱リフォーム
3. エコ住宅設備※を3種類以上設置するリフォーム
節水型トイレ、高断熱浴槽、高効率給湯器、節湯水栓(浴室のシャワー、キッチン・洗面の水栓)、太陽熱利用システム(太陽光発電ではなく太陽熱で温水をつくるシステム)
上記1~3のいずれかが必須ですが、これら必須工事と同時に行った場合、以下に示すリフォームも対象となります。
○ バリアフリー・リフォーム
(対象工事:トイレ、浴室などに手すりを設ける、床段差を解消する、廊下幅などの拡張工事)
○ エコ住宅設備の設置
(対象設備:上記5種類のうち2種類まで)
○ 木造住宅の劣化対策工事
(対象工事:小屋裏換気口および点検口の設置、ユニットバスの設置、脱衣室の耐水性仕上げ、柱・土台などの防腐防蟻措置、土間コンクリート打設、床下点検口設置)
○ 耐震リフォーム
(1981年5月以前の旧耐震基準により建築された住宅を現行基準に適合させる工事)
○ リフォーム瑕疵保険への加入
(工事に欠陥があった場合に補償される保険。リフォーム事業者が加入する。)
補助額は、行った工事ごと、設備の種類ごとに細かく決められており、合計額が最大30万円までとなっています。しかし併せて、耐震リフォームを行うと+15万円で合計45万円まで補助金が増額されます。
なお、リフォーム後に耐震性が確保されることが補助の要件の一つとなっていますので、耐震性に問題がある場合は、耐震リフォーム工事が必須となります。
補助金の交付申請は、2017年6月30日が期限となっています。
※ 来年以降もこの時期が期限となります。
しかし、補助金の予算が決まっているため、申し込みが予算に達し次第、期限内でも募集が打ち切られます。申し込みは早めに行うほうがよいでしょう。
3. 築年数の古い家の悩みは、エコリフォームで解決できる!
省エネやエコリフォームというと、なんとなく敷居が高く難しいというイメージがあります。しかし、築20年、30年と家が古くなり、バスやトイレなどの取り替え時期を迎えた家ならば、誰しもが関係するリフォームです。
築30年以上なら、100%エコリフォームの対象になるといっても良いでしょう
新しい設備は、例えば浴槽の保温性がとても高かったり、トイレも節水化が大きく進んでいるため、取り替えるだけで省エネリフォームとなります。キレイで快適なだけではなく、水道光熱費が下がるなど、良いことばかりです。
また、水まわりと同様に今回の補助の対象になっている「断熱」や「耐震」も、古い家に住む人ならば、多くの人が持っている悩みではないでしょうか。
室内の寒さに悩んでいる場合も、床や壁の断熱やサッシ交換をすることで、暖かくて健康的な住宅に変身します。内窓を取り付けるだけなら、工事も簡単で、手軽に暖かい住まいを手に入れることができます。
地震が心配な家も、しっかりと補強をすることで、安全な住まいになります。今回の補助金は、これからの生活を快適で、安心に送るためのよいきっかけとなるでしょう。
4. 補助金をもらうために、必要な条件は?
エコリフォームの補助金をもらうための条件は、
1. 自分が住んでいる住宅について、リフォーム会社などに工事を依頼し、工事請負契約を結んで、補助金の対象となるリフォームを行うこと
2. 補助額の合計が5万円以上となること
3. リフォーム後の住宅が耐震性を有していること ※
この3つが必要になります。
※ 耐震性に問題がある場合は、耐震リフォームが必須工事となります。
※「耐震性を有している」とは1981年6月に施行された新耐震基準に適合するもの、または耐震診断の結果、地震に対して安全な構造であることが確かめられるもの。マンションの場合、戸別に耐震補強はできないので、新耐震基準を満たしていないと補助金の対象になるのは難しいでしょう。
5. 補助金額、最大45万円!どんなリフォームでいくらもらえるの?
エコリフォームの補助額は、対象工事・設備ごとに決まっています。設備の金額や工事の費用は、時期によって大きく変動するものではありません。よって、補助金がもらえる時期にリフォームする方が得策です。
必須工事の補助額は以下の通りです。
5-1. 開口部の断熱リフォーム
○ 内窓設置・外窓交換※:8,000円~2万円(額は面積による)/1カ所
○ ガラス交換:3,000円~8,000円(額は面積による)/1枚
○ ドア交換:2万円~2万5,000円(額は面積による)/1カ所
※内窓は既存の窓の内側に設置するもの、外窓交換は既存の窓を撤去して交換または新設すること
5-2. 外壁、屋根・天井または床の断熱リフォーム
○ 外壁:12万円(6万円)
○ 屋根:天井3万6,000円(1万8,000円)
○ 床 :6万円(3万円)
※( )内は部分断熱の場合
5-3. エコ住宅設備の設置
○ 節水型トイレ:2万4,000円
○ 高断熱浴槽 :2万4,000円
○ 高効率給湯器:2万4,000円
○ 節湯水栓 :3,000円
○ 太陽熱利用システム:2万4,000円
上記1~3のいずれか1つ以上と併せて行うリフォームの補助額は以下の通りです。
5-4. バリアフリー・リフォーム
○ 手すり設置:6,000円
○ 段差解消 :6,000円
○ 廊下幅等の拡張:3万円
○ エコ住宅設備の設置 ※上記3参照
5-5. 木造住宅の劣化対策リフォーム
○ 小屋裏換気口設置:8,000円
○ 小屋裏点検口設置:3,000円
○ ユニットバス設置:3万円
○ 脱衣室の耐水性仕上げ:8,000円
○ 外壁の軸組などおよび土台の防腐防蟻措置:2万円
○ 土間コンクリート打設:12万円
○ 床下点検口設置:3000円
5-6. 耐震リフォーム
○ 15万円
5-7. リフォーム瑕疵保険への加入
○ 1万1,000円/1契約
6. 補助金をもらうまでの流れを確認しよう
これらの補助金は、予算がなくなった時点で終了となります。よって、補助金を獲得するまでのスケジュールとやるべき内容を事前に知っておき、即行動できるようにしておく必要があります。
実は、この住宅ストック循環支援事業の補助金は、事業者が登録制になっており、登録したリフォーム会社などが補助金の交付申請を行います。
※ 事業者登録はすでに2016年11月1日からスタートしています。念には念を入れて、登録をしているか、事前にリフォーム会社に確認をした方がよいでしょう。
補助金申請というと、書類を記入したり、必要な資料を集めたりと、難しく面倒な印象があります。しかし、今回の補助金、申請自体はリフォーム会社が行ってくれるので、施主は自ら申請を行う必要はなく、ゆっくりリフォームのプランを考えることができます。
事業者登録を済ませたリフォーム会社と打ち合わせて、どのようなリフォームをしたいのかを伝え、見積もりやプランを提案してもらい、工事請負契約を締結していきます。
その後は、リフォーム会社が、所定の申請書で補助金の事務局に申請を行います。
ただ、補助金はいったんリフォーム会社に渡るので、それをどのような方法で施主が受け取るのかを申請するまでに決めておかなければなりません。
補助金の受け取り方法には、工事代金に充当する、またはリフォーム会社がいったん受領して施主に引き渡す、この2つの方法があります。どちらかの方法を選択しておきましょう。
補助金の交付申請は2017年1月18日に開始。交付申請期限は2017年6月30日ですが、補助金事業は、予算に達し次第、募集が打ち切られます。
※ 例年、申請の期間は、この6ヶ月になります。
この機会にエコリフォームや耐震補強をと考えている方は、なるべく早くリフォーム会社を選び、相談して進める方がよいでしょう。
7. 自宅のリフォームを、0円(無料)で行う方法とは?
ここまで、リフォームの補助金制度と減税制度についてお話ししてきましたが、ここでビックリするような朗報があります!
それは、なんと!手出し0円の完全無料で自宅のリフォームを行うという夢のような方法です。その方法とは、具体的に言うと「火災保険を使って、自宅をリフォームする」ことです。
リフォームというよりは、修理に近いのですが、火災保険は「新価」による補償がされますので、新品の材料を使って修理されます。よって、実質リフォームのような仕上がりになるのです。
台風や春一番のような「風害」や、大雪による「雪害」で修理が必要になった箇所、つまり自然災害によって壊れた屋根や外壁は、無条件に火災保険を使って修理することが可能です。
「台風で壊れたわけではないからウチは違うよ」とお考えのあなた、諦めるのは早すぎます!実は、私たちがこれまでに火災保険で修理してきた家の数々は、実にその97%以上が、何らかの風害によって被害を受けている痕跡が見られるものばかりなのです。
例えば、一般的に「経年劣化」といわれる、自然に劣化したものですら、私たちが調査した結果、風害の跡が確認されるものばかりでした。
そもそも建物は、雨や風によって劣化していくものです。極端な言い方をすると「経年劣化=風害」と考えても良いくらいです。
いくら保険屋が「違う」と言っても、私たちのようなプロが調査をすれば、たちどころに風害の根拠となる壊れ跡を発見し、写真に収めてしまいます。動かぬ証拠を書類に添付し、修理のための保険金を認めてもらうのです。
火災保険を使って、自宅の壊れた箇所を修理する方法については「必見!火災保険を使って、屋根修理を無料で行う方法」の記事で詳しくお話ししていますので、ぜひ参考にして下さい。
無料で直せる箇所は、お金を掛けずに修理していきましょう!
8. 火災保険の面倒な申請をせずに済む方法とは?
しかし、「そうは言っても火災保険を申請するのは大変そう」「書類の書き方も分からないし、面倒臭い」とお考えのあなたに、さらなる朗報です。
リフォーム業者には、「火災保険を使って、家を修理する業務」を専門とする業者がいます。彼らは、火災保険の保険金で、家を修理することを専門としていますので、保険の申請作業を代行してくれます。
つまり、「保険の申請から自宅の修理までをパックにしたサービス」を行っているので、自宅の修理費用が0円になるだけではなく、保険を申請する必要すらなくなるのです。
分かりやすく言うと、医療保険の書類をお医者さんが揃え、自動車保険を板金屋さんが代わりに書いてくれるような感覚です。
そして何を隠そう、私たちこそが、その「火災保険で家を直す専門業者」なのです。私たちは、これまでに1,000件以上の家を火災保険を使って修理してきました。お客様にとても喜ばれています。
「本当に無料で修理してくれるとは思わなかった」「こんないい話があっていいの?」と喜ぶのを通り越して、あきれていたお客様もおられました。中には、「ウチの娘を嫁にもらってくれ!」という方までいらっしゃいましたが(汗)
火災保険で修理するということは、定価で修理することができるということです。値引きされる心配もなく、伸び伸びと全力で作業に取り掛かれきますので、実は私たちにも大きなメリットがある仕事です。
私たちの誇りは、「これまでお客様に、家の修理で1円もいただいたことがない」という1点に尽きます。世界中探しても、お客様からお金をもらわない仕事というのは他にありません。
保険の申請にもコツがあります。保険法に基づいて、修理箇所の写真を撮り、完璧な書類を作り上げますので、保険屋に「不払い」などさせません。法的な根拠を元に彼らと交渉もしてきました。
私たちはお客様の味方ですから、保険屋からは煙たがられています。しかし、建築屋というプロの視点から、風害であることを証明する知識には長けています。動かぬ証拠を揃え、「風害」であることを証明し、火災保険を認定してもらうのです。
また、私たちが調査をすると、修理が必要な箇所以外にも、あちこちに壊れた箇所を見付けて、いっぺんに修理の申請をしてしまいます。「こんな所まで無料で直してくれるの!」とお客様からも喜ばれました。
保険の申請に関しては、「火災保険を使って、屋根の修理を無料で行う「専門業者」とは」で詳しく説明していますので、ぜひ参考にして下さい。
9. まとめ
この記事では、国からのリフォームの補助金制度、減税制度のご紹介と、火災保険を使って自宅の修理を0円で行う方法についてお話ししました。いかがだったでしょうか?
リフォームはお金が掛かります。無料で直せる箇所は、お金を掛けずに修理して、余ったお金で旅行にでも行きましょう。お金は、笑顔で有益に遣うものです。
また、ご自宅のリフォームのことで「まずは、話だけでも聞いてほしい」とお考えの方は、ぜひ私たちハウス情報ドットコムにご相談ください。
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