屋根補修を安くで済ます秘密の裏技5つ・・・
自宅の屋根がボロボロで「屋根の補修をしないと、このままじゃ雨漏りが始まってしまう」と、焦っているのではありませんか?
確かに“漆喰の崩れ”や“瓦の割れ”は、雨漏りの原因になりますが、すぐに雨漏りが始まるわけではありません。
現時点で雨漏りがなければ、今すぐに屋根補修をする必要はないので、タイミングを見ながら、しっかりとした屋根補修をする必要があります。
この記事では、代表的な3つの屋根補修の方法についてご説明します。最後の方で実質0円、無料でできる屋根補修についてもお話しますので、焦らずに納得のいく屋根補修を行なって下さい。
目次
屋根補修
ここでは最も多い「漆喰補修」「コーキング補修」「瓦補修」の3つの屋根補修の方法について、お話しします。
1-1. 漆喰(しっくい)補修
漆喰(しっくい)とは、消石灰を主成分としたネリ状の建材です。屋根では、瓦の結合や瓦を固定するために使います。下記写真のようになると、屋根漆喰の補修が必要です。
① 古い漆喰を処分する
まずは、養生後、表面の漆喰を工具を使って崩し、丁寧に取り除きます。その際、下地となる葺き土は残します。葺き土とは、漆喰を塗るための下地になる土のことです。
② 葺き土を調整後、湿らす
葺き土が凸凹していると、漆喰の厚みにムラができるので整えます。その後、漆喰との接着をよくするため、スプレー等で水分を補給し、湿らせます。
③ 漆喰を塗る
漆喰を隙間なく塗ります。コツは適正な量を塗ることです。アルバイト職人は見栄えや作業効率をよくするため、多めに漆喰を塗りますが、それでは雨漏りの原因になります。
④ 塗り込んだ漆喰の表面を整える
コテなどの工具で漆喰の表面を均等に整えます。この際に雨仕舞いをしっかり考慮して、漆喰が多いようであれば取り除きます。乾燥すれば完了です。
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南蛮漆喰とは何かという質問を多くいただきましたので、この場を借りて簡単にご説明します。厳密には、漆喰と南蛮漆喰は全く別物です。
1-2. コーキング補修
スレートが割れると、新しいスレートと交換する際にコーキング補修をします。
① 割れた屋根材を除去する
まずは、割れた屋根材を丁寧に取り除きます。複数破片があれば、それらもキチンと取り除きます。
② 塗布面をキレイに清掃する
コーキングを塗る箇所をきれいにます。ホコリや油分があると接着が悪くなるので、清掃します。
③ コーキングを塗布する
下の屋根材との接着面にコーキングを塗ります。少し多めに塗ることがコツです。
④ 新しい屋根材を設置する
新しい屋根材を差し込み、位置を微調整します。コーキングが乾燥すれば完了です。
変成コーキング剤とは、コーキング剤の上からでも塗装ができる便利なコーキング剤です。業者はもちろんですが、DIYでも必ずコーキング補修時には変成コーキング剤を使うことをおススメします。
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1-3. 瓦補修
ここからはDIYで行う、簡単な瓦の補修についてお話しします。
※ この補修方法は通常、業者では行なっていません。
① 防水テープによる瓦補修
防水テープによる瓦補修 |
① 割れた瓦を清掃 |
② 防水テープを貼る |
③ スプレー塗装 |
④ 元の位置に戻す |
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② 瓦パテによる瓦補修
瓦パテによる瓦補修 |
① 割れた瓦を清掃 |
② 瓦パテを塗る |
③ 乾燥するまで形を保つ |
④ 元の位置に戻す |
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瓦補修は、あくまでも応急処置です。タイミングをみて、瓦を新しいものに交換することをオススメします。
通常、業者はこのような瓦補修は行いません。その理由は、瓦補修をするなら瓦交換を行った方が確実で早いからです。
また、参考までにお話ししますが、相当古い屋根を補修する仕事を業者に依頼した場合、敬遠される傾向にあります。その理由は、同じ型の瓦が製造されていないため、瓦の交換ができず、瓦の補修をせざるを得ないケースが多々あるからです。
この場合は、他の瓦もかなり傷んでいますので、補修作業中、乗っただけで他の瓦も踏み割ってしまう可能性が高まります。つまり、料金は少額なのにリスクは大きいという、いわゆる“うまみのない仕事”に分類されてしまい、瓦業者は敬遠する傾向にあるのです。
業者が古い瓦屋根を見て、乗り気ではない場合にはどうしたらよいか、その対策は後の項目でお話ししますのでご安心下さい。
2. DIYで屋根補修はできるの?
「できなくはないけどおススメしません」というのが答えです。理由は、以下の3つです。
① 補修作業中に、屋根から落下するリスクがあるから
② 他の箇所を傷めてしまう可能性があるから
③ 0円で補修できる可能性が低くなるから
①と②の説明は必要ありません。しかし、③については、もう少し詳しく説明させていただきます。
実は、漆喰の崩れや屋根材の割れは、その原因によっては、実質0円の完全無料で補修できる可能性があるのです。その理由は、火災保険の「風災補償」にあります。
この補償を使えば、火災保険会社が屋根補修料金を負担してくれます。
詳しくは、下記の「4. 料金0円、実質無料で屋根を補修できます」でお話しします。
しかし、風災補償という名の通り、風以外による崩れや割れは対象外です。だからDIYで屋根に登って瓦を壊してしまうと、その行為が原因で風災補償の対象外になってしまう可能性があります。たとえ、本当に風で壊れても、保険会社は、屋根に登った際に壊れたのではと判断する場合があるのです。
火災保険に加入済みの方は、極力DIYは控えましょう。せっかく0円で屋根補修できる権利を無駄にする必要はありませんので。
3. 料金の相場(目安)
ここでは、業者が修理した場合の料金相場(目安)と、DIYの料金相場(目安)についてお話しします。
3-1. 業者の料金相場(目安)
漆喰補修(棟瓦全体) | 30万円~80万円 |
コーキング補修(1箇所) | 1万円~3万円 |
瓦補修・瓦交換(1箇所) | 1万円~3万円 |
※漆喰補修の場合は、1箇所が崩れているとその他の箇所も傷んでいる可能性が高いので、棟瓦全体で計算しています。
※屋根勾配や補修方法、ご要望などにより上記範囲外になることもあります。
※別途、足場費用が必要になる場合があります。ちなみに足場費用については「足場は本当に必要なのか?その費用(料金)と相場の実情」で詳しくお話ししています。
3-2. DIYの料金相場(目安)
南蛮漆喰(25kg) | 1,300円程度 |
変成コーキング剤 | 500円程度 |
防水テープ | 600円程度 |
着色スプレー | 400円程度 |
工具代 | ヘラ 100円程度、コーキングガン 300円程度 |
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4. 料金0円、実質無料で屋根を補修する方法
前項目でも少し触れましたが、強い風が理由で屋根の補修が必要になったと思われる場合は、その補修費用は火災保険でカバーされます。言い換えれば、明らかに人為的な破損でない限り、保険で補修できる可能性が大なのです。これを「風災補償」といいます。
風災補償についての詳しい説明は「屋根修理にかかる費用の相場と、それを無料で修理する方法!」に詳しく書きましたので、ぜひご覧ください。
5. 優良業者が必ず見つかる方法
悪徳業者の手口を見つけ出すことは容易です。ネットで検索すれば、たくさんの手口を閲覧できます。でも、なかなか悪徳業者による被害が減らないのは、なぜでしょうか?
それは、悪徳業者が次々と新しい手口を考え出し、実行しているからです。最新の手口は、ウェブ上ではなかなか探せません。だからいつまでも被害が減らないのです。
そこで提案があります。悪徳業者を探すのではなく、逆転の発想で、「優良業者を探し出すこと」に集中してみませんか?
優良業者は、常にお客様のことを第一に考え、行動しています。何よりもお客様のメリットが最優先です。であれば、必ず火災保険の風災補償で屋根補修できることを最初に提案してくれるはずです。提案してくれるかどうかは電話1本で分かります。
その具体的な問合せ方法については「屋根修理の詐欺被害に遭わない、たった1つの確実な方法」で詳しく説明していますので、よろしければご覧ください。
6. まとめ
屋根補修について、これまでの経験をもとに簡単な記事にしてみましたが、参考になったでしょうか?写真を付けて解説しましたので、DIYの腕に覚えのある方は、作業をイメージしやすいのではと思います。
屋根補修で失敗しない秘訣は「焦らないこと」と「火災保険で無料補修」この2つです。この記事が、あなたの屋根補修のお役に立てれば幸いです。
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