最近、ニュースで突風による被害が頻繁に報道されるようになりました。温暖化の影響だと思われますが、そもそも突風とは何なのか?なぜ、突風が吹くのか、不思議に思われたことはありませんか?
この記事では、突風の種類とその原因についてお話しします。また、もし突風で自宅が壊れた場合、負担金0円で、家を修理する秘密の方法についてもご説明しますので、ぜひご覧下さい。
目次
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1. 突風の定義
実は「突風」には、明確な定義があるわけではありません。しかし、一概には“瞬間的な短い時間に吹く強烈な風”のことを言います。一般的には、最大瞬間風速が平均風速の1.5倍以上になったケースでの風が、““瞬間的な短い時間に吹く強烈な風”とされています。つまり、風速10メートル/ 秒の風が吹く時に一瞬、風速15メートル/ 秒の風が吹けば、それは「突風」であると定義されるのです。
2. 実は9つもある、突風の種類
ここからは、突風を9つの種類に分けてご説明します。
2-1. ダウンバースト
下降型気流の一種であり、地表にその下降気流が衝突した際に、四方に大きく広がる強い風のことです。
2-2. 上昇気流
温度上昇などによって大気が上昇すると、その辺りに突風が発生しやすくなります。
2-3. 乱気流
大気中に渦が発生して空気の流れが乱れると、気流が不規則になります。そしてその結果、突風が発生します。主に雲の層レベルの高さで起こる突風です。
2-4. 竜巻
竜巻とは、実は上昇気流の1種です。積乱雲の下方で、地上から雲に向かって伸びる、高速な渦巻き状のエネルギーです。細長いため、そのエネルギーは極めて密度の濃い一カ所に集中し、凄いエネルギーとなります。
2-5. 塵旋風(じんせんぷう)
地表付近にある大気が、らせん状に昇ってくる突風の一種です。小型の竜巻と考えてもらって結構です。一般的に、辻風(つじかぜ)や旋風(せんぷう)、つむじ風とも呼ばれます。
2-6. 颪(おろし)
冬場、山の頂上や丘の上方から吹き下りてくる風のことです。実は、これも突風の1つなのです。
2-7. 季節風
季節ごとに起こる、気圧配置の偏りが原因で起こる突風のことを指します。地域により名称や呼び方が異なり、「木枯らし」や「春一番」などと呼ばれます。
2-8. ビル風
ビルや高層建築物などの、高さのある建物の狭間で発生する風のことで、こちらも突風の1種です。建物の形状や配置などにより、瞬間的に大きなエネルギーをもつ風の流れとなります。
2-9. 谷風
盆地や谷間、山沿いの平野等で起こる突風を指します。昼は谷間から山頂へと吹き、夜は山頂から谷間へと吹きます。風向きが昼夜で入れ替わるのが特徴的です。
3. 突風が発生する3つの原因
突風が発生する原因は、主に3つあります。それは「温度差」、そして「地形」と「周辺建物」のバランスです。
3-1. 温度差
大気中の温度が高くなると、上昇気流が発生し、大気の流れは上空へと移動します。(※この状態を低気圧と呼びます)その際、上昇気流の周りにある空気は、大気に引っ張られながら横に流れるようになり、強い風が発生します。
このように大気の温度が上昇すると、風同士が合流したり、ぶつかり合いを起こすケースが多く、それが突風を発生させるのです。
■ 台風が起こる時には、必ず突風も同時に発生します
熱帯低気圧と呼ばれる、いわゆる台風が接近している時間帯は、「突風」が発生しやすくなります。
■ 突風原因の1つにダウンバーストがあります
反対に、大気の温度が急激に低下しても、同様の現象が起こります。ダウンバースト(下降気流)という、大気の流れが全く逆の大きな気流が発生するため、同様に突風も発生しやすい状況になります。
3-2. 地形や周辺建物
山の形状や周辺建物の位置関係によっては、突風が発生しやすくなる場所が存在します。いわゆる谷風やビル風が発生しやすい場所ですね。特に山や建物の位置が三角形の形状を形作り、自宅も三角形の頂点付近にあれば、その場所は突風に遭う頻度が高くなります。よって、突風対策を日頃から行っておいた方がいいでしょう。
4. まとめ
突風について全般的なことをお話ししましたが、いかがだったでしょうか?
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