雨仕舞の役割とその必要性、最もチェックが必要な7つの箇所

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雨仕舞い(あまじまい)の意味とは・・・?

雨漏りで屋根を調査してもらった時に「雨仕舞いが傷んでいるから修理が必要です」と言われ、「雨仕舞いって何だろう?」と思っていませんか?

この記事では、雨仕舞いの意味やその必要性、将来的に雨漏りをさせないために重点的にチェックすべき7つの箇所についてお話しします。

数年後に雨漏りが始まってから後悔しないためにも、ぜひ参考にして下さい。

 

 

目次

1. 雨仕舞いとは

2. 基本的な雨仕舞の構成

3. チェックすべき雨仕舞の重点箇所

4. 雨仕舞いが機能しなくなる3つの理由

5. 雨仕舞いと防水の違いについて

6. 雨仕舞いの良し悪しは、施工業者選びで決まる

7. 雨漏りの修理は、“負担金0円”で行うのが王道

8. まとめ

 

1. 雨仕舞いとは

雨仕舞い1

雨仕舞い1

雨仕舞い2

雨仕舞い2

雨仕舞いは「あまじまい」と読みます。建築用語の1つで、屋根や外壁、アルミサッシなどから雨水が住宅内部に浸入しないように工事すること。または雨水浸入を防ぐための施工方法という意味です。

雨仕舞いは、雨水浸入の防止だけでなく、雨水汚れや雨濡れを防止対策することによって、濡れが原因の劣化を軽減する等の広い効果があります。

 

2. 基本的な雨仕舞いの構成

棟板金の雨仕舞い構造

棟板金の雨仕舞い構造

上記の雨仕舞い構造は、屋根の棟包み板金の断面図を例にしています。棟板金の雨仕舞いの仕組みは、水切り金具と防水紙とコーキングで構成されています。他の箇所でも、基本的には同じ施工が必要になります。

このイラストだけでは分かり難いと思いますので、次項目から実際の写真を使って説明させていただきます。

 

3. チェックすべき雨仕舞いの重点箇所

その重点箇所とは、「立ち上がり」部分になります。「立ち上がり」とは、建材面と垂直または角度がある建材面が結合している部分のことです。この部分は、どうしても角度が付いてしまうので、雨仕舞いの施工が難しい箇所とされています。

以下にチェックすべき雨仕舞いの重点箇所を7つ挙げてみました。

3-1. ベランダの床

ベランダ床の雨仕舞い施工

ベランダ床の雨仕舞い施工

外壁とベランダ床の立ち上がり部分をチェックしましょう。

3-2. 天窓

天窓の雨仕舞い(コーキング)

天窓の雨仕舞い(コーキング)

天窓枠と屋根の立ち上げり部分をチェックしましょう。

3-3. 屋根棟部

棟板金の雨仕舞い

棟板金の雨仕舞い

棟板金同士の接合部分と、棟板金と屋根材との立ち上がり部分をチェックしましょう。

3-4. 谷樋

谷樋の雨仕舞い

谷樋の雨仕舞い

屋根面に対して、谷樋の大きさが適切であるかの確認と、屋根材の立ち上がり部分をチェックしましょう。

3-5. ドーマー

ドーマーの雨仕舞い

ドーマーの雨仕舞い

ドーマー屋根と大屋根の間にある谷樋をチェックしましょう。

3-6. アルミサッシ

アルミサッシ上面の雨仕舞い

アルミサッシ上面の雨仕舞い

サッシ枠と外壁の立ち上がり部分をチェックしましょう。

3-7. 陸屋根

陸屋根の雨仕舞い

陸屋根の雨仕舞い

陸屋根は、外壁との立ち上がり部分の雨仕舞もチェックすべきですが、プラス陸屋根の水平部分の防水をより重点的にチェックしましょう。

 

4. 雨仕舞が機能しなくなる3つの理由

ここでは、雨仕舞いに不具合が生じて機能しなくなる、その主な理由を3つ挙げています。

棟板金の雨仕舞い1

棟板金の雨仕舞い1

棟板金の雨仕舞い2

棟板金の雨仕舞い2

4-1. 施工不良

具体的には、防水紙の逆張りが最も多いようです。雨水は上→下と流れますので、防水紙はその反対に下→上の順で張らないと、防水紙の継ぎ目から雨水が浸入してしまいます。

特に、屋根上などの足元が不安定な箇所では、足場に集中するあまり、その辺りがいい加減になる傾向にあります。

4-2. 経年劣化

防水紙が、経年劣化によってボロボロに傷んでしまうと、その機能を果たせなくなります。しかし、10年程度で防水紙が傷んでしまう場合は、しっかりとした雨仕舞い施工がされていない可能性があります。極力、防水紙が雨で濡れないようにするのも良質な雨仕舞いの1つといえます。

4-3. 強い風や落雪

台風はもちろんですが、突風やつむじ風でも雨仕舞い部分が機能しなくなることがあります。特に、屋根の頂上になる雨仕舞い部分(棟包み板金)では、その傾向は如実に表われます。また、2F屋根から1F屋根への落雪で谷樋部分が破損して、その機能を失うことがあります。

 

5. 雨仕舞と防水の違いについて

雨仕舞いとよく似た言葉に防水があります。雨漏り防止という目的では、両者は同じなのですが、その過程が少し異なります。ここでは、その違いについてお話しします。

5-1. 防水 = 雨水を防ぐこと

陸屋根などの水平な場所で、雨水が溜まることを前提に、水が漏れないようにすることを「防水」と呼びます。簡単に言えば、平面部分の雨水浸入を防ぐことが「防水」です。

5-2. 雨仕舞い = 雨水を受け流すこと

一方、雨仕舞は傾斜のある場所で、住宅内部に支障が出ないように雨水を受け流すことです。つまり平面ではなく、角や隅部分の雨水浸入を防ぐことを「雨仕舞い」といいます。

5-3. 雨漏り防止には、防水より雨仕舞いこそが重要

防水に使用されるシート建材は近年、その性能が飛躍的にアップしていますので、比較的簡単に防水機能を発揮させることができます。

反対に、雨仕舞いは雨水を受け流す構造が重要になりますので、施工には相当な経験や知識がないと、その機能を100%発揮させることはできません。

ほとんどの雨漏りの直接原因は、防水不良ではなく、雨仕舞いの施工不良が原因です。雨漏り防止には、雨仕舞いの施工技術が最も重要といえます。

 

6. 雨仕舞いの良し悪しは、施工業者選びで決まる

特に、雨仕舞いの修理に関して言うと、将来的に雨漏りするかしないは、全て施工業者次第であると言って良いでしょう。

まずは、どのような方法で雨仕舞いするのかをしっかりと説明してもらいましょう。その際、建築の専門用語ばかりで煙に巻くような説明をする業者は要注意です。

一般の方にも分かりやすく説明するよう心掛けるのは当然ですが、往々にして簡単な言葉で説明できない業者は、あまり雨仕舞いの経験がないことが多い傾向にあります。

手間や時間を掛けずに、しっかりした業者を選びたい方は「屋根修理の詐欺被害に遭わない、たった1つの確実な方法」で、その業者選びの方法をお話ししていますので、参考にして下さい。

 

7. 雨仕舞いの修理は、“負担金0円”で行うのが王道

雨仕舞いの修理は「業者選びが肝心」と、前の項目でお話ししましたが、それ以上に肝要なのは、雨仕舞いの修理を負担金0円の無料で行うということです。

「そんなことが本当にできるの?」と言われる方がいらっしゃいますが、私たちはこれまでに1,000件以上の屋根修理を「無料で」行ってきました。もちろん、修理に掛かる費用は、保険会社から払っていただきました。

火災保険というと、その名前の通り「火災」にしか使えないと思い違いをしておられる方もいますが、火災保険には「風災補償」というオプションが自動的に付いてきます。

これを使えば「風災」や「雪害」による災害、つまりは大雨などによる災害は、火災保険の対象となり、修理費用として保険金が降りる約束事になっています。

詳しくは「火災保険を使って、屋根の修理を無料で行う「専門業者」とは」の記事で詳しくお話ししていますので、参考にご覧下さい。無料で雨漏りの修理をすることが、日常的なことだと理解いただけるでしょう。

火災保険(風災補償)のパンフレット

火災保険(風災補償)のパンフレット

 

8. まとめ

この記事では、「雨仕舞い」の基本的な知識について説明しましたが、いかがだったでしょうか。雨漏りの原因は、雨仕舞いの不足に寄るところが大きいです。

雨漏りの原因を突き止めることも大切ですが、やはり一般の方には限界があります。まずは応急的に雨漏りを止める必要がありますので、お困りの方はぜひ私たちまでお問い合わせください。

 

 


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